野球のぼせもんBACK NUMBER
高橋純平、ミギータ、五十嵐、松坂。
ソフトバンク復権、重責を担う4人。
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2017/01/04 07:00
2016年唯一の登板となった楽天戦で炎上した松坂。プエルトリコでのウインターリーグ参加で往年の球威は戻っているのか。
松坂の復活はやはり誰もが待ち望んでいる。
現在までデビュー以来連続救援登板708試合という日本記録を更新している真っ最中なのだが、「先発が足りなくなったら、真っ先に手を挙げようかな」と笑う。
「価値観の問題だと思うんです。その記録よりも新しいステージに立って、新しい自分を見つけるという価値の方が僕の中では高いんです。どんどん新しい自分に挑戦したい」
そしてもう一人、2017年で37歳になる松坂大輔。ホークスとの契約は3年と言われており、契約最終年を迎える。オフ期間は単身プエルトリコに飛びウインターリーグに参戦し、代名詞ともいわれた振りかぶる投球フォームを捨ててノーワインドアップ投法に活路を見出そうとしている。勝負球もツーシームが主体。つまり、打たせて取るスタイルだ。
なんだかんだ言っても、松坂の復活はやはり誰もが待ち望んでいる。松坂がヤフオクドームのお立ち台に立った時、「ワンダホー!」の声がスタジアム中から沸き起こるはずだ。