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高橋純平、ミギータ、五十嵐、松坂。
ソフトバンク復権、重責を担う4人。 

text by

田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2017/01/04 07:00

高橋純平、ミギータ、五十嵐、松坂。ソフトバンク復権、重責を担う4人。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

2016年唯一の登板となった楽天戦で炎上した松坂。プエルトリコでのウインターリーグ参加で往年の球威は戻っているのか。

右打ちの柳田=「ミギータ」こと真砂勇介も期待大。

 ずばり「ミギータ」。由来は右打ちのギータ。柳田悠岐クラスの身体能力とパワーの持ち主としてブレイクが期待されている。

 2016年までプロ4年間で一軍出場はないが、オフにU23侍ジャパンに選出されて23歳以下のワールドカップに出場。日本代表の4番を任されると大会では4本塁打を放った。侍ジャパンを大会初代世界チャンピオンに導くとともに、自身はMVP、ベストナインの栄冠に輝いた。

「まさかの4番バッターでしたよ。ホークスの二軍でも4番を打ったことないのに」

 ただ、ギータ級のパワーはホークス首脳陣のお墨付き。名付け親は藤本博史打撃コーチ('16年は二軍、'17年から一軍を担当)だった。

「ギータさんと並んでロングティーをしたときに、藤本コーチに『オマエすごい飛距離やな。負けてないぞ。右のギータや。ミギータやな』と言われたのが始まりなんです」

 プロ6年目へ。「デビューだけじゃなく、開幕一軍だけでもなく、一軍に定着し続けることが目標です」と意気込む。1月は柳田に“弟子入り”し、タイガースに移籍した糸井嘉男も参加するグアム自主トレでさらに一回り成長を遂げるつもりだ。

チーム最年長の五十嵐亮太はメキシコで新球取得!

 ただ、若鷹に負けじと、オフの間に大胆な挑戦を行ったベテランにも注目したい。

 チーム最年長の五十嵐亮太はメキシコのウインターリーグに参加。リリーフ一筋の右腕は手違いで現地では先発として投げたが、これが怪我の功名だった。

「メキシコに行ったのは、シーズン終盤につかみかけていたことを実戦で試すため。そして新球種のスプリットの習得のため。実戦で身につけたかった。先発は結果的によかった。中継ぎだと1イニングしか投げられない。そうなると投球フォームや変化球などを試すのは難しくなる。長いイニングを投げたことで、たとえば初回ダメでも次の回に修正する機会があったし、良ければ次の回にさらに良くなるための工夫もできました」

【次ページ】 松坂の復活はやはり誰もが待ち望んでいる。

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