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37歳の武幸四郎は父に似てきた。
偉大な兄と、会って変わった印象。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byTakuya Sugiyama
posted2016/10/24 07:00
偉大すぎる兄と常に比べられながら、武幸四郎も騎手として十分に一流だった。そして今、新たな道へ歩み出そうとしている。
技術的には今がピーク、でも……。
印象深い言葉があった。
「ちょうど騎手20年目ですけど、騎乗技術はいまが一番高いところに来ています。自分でそう思うんですからたぶん間違いない」
調教師試験合格はすなわち、騎手引退を意味する。
片山さんが投げかけた。
いま技術的に最も乗れているというのに、騎手をやめる覚悟はできているのか?
「それはもちろんです」
幸四郎さんは、即答した――。
父・武邦彦と兄・武豊の背中を見て育った幸四郎。競馬エリートの一家に生まれ、
華々しいデビューを飾ってから20年。幸四郎は、新たな挑戦を始めようとしている……。
Number913号「武豊 四千勝のすべて」では、武豊を語る弟の貴重な回想記事「親父と兄貴がいたから」が掲載されています。是非ご一読を!
華々しいデビューを飾ってから20年。幸四郎は、新たな挑戦を始めようとしている……。
Number913号「武豊 四千勝のすべて」では、武豊を語る弟の貴重な回想記事「親父と兄貴がいたから」が掲載されています。是非ご一読を!