日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER
4試合で4失点のザック・ジャパン。
韓国戦までに守備は進化できるか?
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2011/01/24 11:50
韓国との一戦はザック・ジャパンの未来を左右する!
準決勝の相手はライバル韓国に決まった。
グループリーグを2位で突破したとはいえ、今大会、最も攻撃で強さを発揮しているチームと言っても過言ではない。トップのチ・ドンウォンに当てて、エースのパク・チソンや今大会でブレイクしているク・ジャチョルがスピードに乗った攻撃を仕掛けてくる。セカンドボールへの対応を含めて、守備で後手に回ってしまうと大きな痛手を被ることになるだろう。
ザッケローニは試合後の記者会見で、準決勝以降の戦いについてこう述べた。
「ここまで来たら強いチームしか残っていない。特徴こそ違っても、どこが相手でもそんなに大差はないと考えています。それよりも我々が、どこまで最後まで残りたいという気持ちを持つか。そして、どこが相手でも、相手チームより自分たちのいいところを出すことができるか。(相手よりも)我々のことを考えていきたい」
勝つか負けるかは、我々次第――。
指揮官のチームづくりがこのままでいいのか、それとも大幅な修正を迫られるのか。2014年ブラジルW杯を見据え、ザック・ジャパンが初めて通る難関。日本代表の行方を左右しかねない、重要な意味を持つ大一番となる。