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高校野球の地方大会で見るべき
オススメの逸材、全12人一挙紹介!
posted2016/07/11 17:00
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Number編集部Sports Graphic Number
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高校野球の地方大会開幕を特集したNumber905号掲載の「夏の主役は俺たちだ!」では、今大会で注目すべき選手たちを紹介している。通常、この手の企画では甲子園出場が確実視される強豪校や、ドラフト候補を取り上げることが多いのだが、今回はちょっと違う視点から選ぶことにした(念のために付け加えると、甲子園常連校やドラフト候補を外したという意味ではありません)。
編集部が厳選したのは8校12人。なぜ、この球児たちを地方大会から見ておくべきなのか、その理由を紹介しよう。
寺島成輝(3年・投手・大阪府・履正社)
今年3年生の1998年生まれ世代で、実力ナンバーワンの左腕。これだけでも必見の選手だが、甲子園出場経験がないだけに、最後の夏にかける思いは強い。昨年の夏は永遠のライバル校である大阪桐蔭と初戦(2回戦)で当たり、9回完投も虚しく敗北。その悔しさをバネにして最速148kmの直球をさらに進化させた。
北村朋也・山田啓太(3年・投手・神奈川県・東海大相模)
昨夏の甲子園を制した東海大相模には、左の小笠原慎之介(現・中日)、右の吉田凌(現・オリックス)という2枚看板がいたが、実は今年も右腕の北村と左腕の山田という2枚看板で神奈川大会3連覇を狙っている。また、昨年まで北村は吉田と、山田は小笠原と寮で同室だったのだ。日々の生活のなかで2人が先輩から学んだものとは?