長谷川滋利の名言
マウンドに上がってからの7球の投球練習が意外に大事なんです。ぼくは投げる球種や順番も全部決めています。
長谷川滋利(MLB)
2016/04/12
日本球界からメジャーに移籍し、セットアッパーとしてエンゼルスなどで活躍した長谷川は、「投球練習は試合展開にもよりますが、6回ぐらいからが多いですね。ストレッチをやっておいて、ベンチから電話が来たらはじめる。20球から30球ぐらいですが、10球ぐらいで行くこともありますよ」と、日々の準備を説明する。セットアッパーという役割もあるだろうが、ボールを使った練習には時間は割かない。ただし、「試合後はかならずウエートトレーニング。ただし、毎日同じじゃなく、週に4日はたっぷり、ほかの3日は軽めというようにメリハリをつけますね。強化する部分も、月曜は上半身、火曜は下半身と、決めてやります」。アメリカに来てから4年で、日本時代から7kgも体重が増え、球速も上がったのは重い負荷でのウエートトレーニングの成果だと長谷川は語る。日本とアメリカでは、練習の質や考え方が根本的に違うのだ。
Number514号(2001/01/11)