ジダンの史上最高移籍金が更新される可能性も？

　年俸700万ユーロの3年契約に釣られかかったMFグアリン(インテル)も、江蘇が起こした一連の騒動を見て、一度は移籍を踏みとどまった。だが、上海申花とのオファーを受けて中国でのプレーを選択した。

　人民元切り下げの影響など微塵も感じさせないほど、中国の交渉団はアグレッシブだ。なりふり構わない彼らの交渉術は、市場の最終日までに一つでも実を結ぶだろうか。

　代理人もクラブのフロントも、たとえこの冬に大きな動きは見せずとも、細かな情報の網を張り巡らせつつ、北へ南へと奔走しながら、夏の本格的なメルカートに向けて交渉の布石を打つことはできる。
　選手たちの相場は、シーズン後半戦の活躍次第だ。

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　半年後、GKドンナルマの評価額がなお4000万ユーロである保証はどこにもない。

　その一方で、もしFWイグアインがシーズン最多得点記録を塗り替えた末に、ナポリがスクデットとELの2冠を獲るようなことがあれば……。かつてジダンが残した1500億リラ(7500万ユーロ相当)という、セリエA最高移籍金記録が塗り替えられる日が本当に来るのかもしれない。