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フィギュアを追い続ける写真家、
能登直が選んだ羽生結弦のベスト演技!
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph bySunao Noto
posted2015/12/17 11:00
写真は2012年当時の羽生。すでに4回転ジャンプもこなしていた。今季は「SEIMEI」で新境地を開いている。
「自然と涙が溢れてファインダーが……」
普段は滅多にないことだが、演技をファインダー越しに見つめるうちに能登さんの目には自然と涙が溢れたという。
「ジュニアの頃から撮影してきましたし、震災から1年の間苦労してきたことも知っていたので、ほぼ完璧に演技を終えた時には、なんだか小さい頃から見守ってきた親戚の子供が立派に成長して旅立つ瞬間を見たような気がして(笑)。自然と涙が溢れてファインダーが滲みました。今では考えられないですけど、表彰式の後に羽生選手が撮影している僕を見つけて……」
能登さんが涙を我慢しながら撮った渾身の一枚と、表彰式後の羽生選手の驚くべき行動は、発売中の「Number892号」でお楽しみください。「マイベストプログラム」には能登さんの他にフィギュア好きとして知られる、ミッツ・マングローブさん、春香クリスティーンさんのインタビューも掲載されています。