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U-22、最終予選に甲府・伊東純也を!
武器は「一人で完結できる」スピード。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2015/12/01 10:30
甲府でも先発、サブ双方で使われどちらでも結果を残している伊東純也。
スタメンよりも、スーパーサブが適任?
ただ、サイドに入ると守備の負担が大きくなるという懸念材料もある。また、国際試合で90分間スプリントし続ける体力は今の伊東にはまだない。となれば、スタメンよりもワンポイントで苦しい時に伊東のスピードに賭けるのが、現実的かつベストな起用方法だろう。
もっとも伊東は「スタメンで出たい。長くプレーした方がよりチャンスを得られるから」とスタメンでの出場に意欲満々だが、伊東のスピードは相手が疲労してくる時間帯にこそ最大の脅威になる。湘南戦でも後半11分からの出場だったが、鎌田、中島、伊東の3人のプレーはスピード感に溢れ、アグレッシブな攻撃を展開した。その残像は、手倉森監督の眼に強く焼き付いたはずだ。
「目に見える結果、得点とアシストを決めたい」と覚悟を持って挑んだ湘南戦は残念ながらゴールもアシストも奪うことができなかった。伊東本人も悔しがったが、チャンスはこれで終わったわけではない。
残念ながらカタール合宿メンバーからは外れたが、来年1月、ドーハの地でそのスピードを披露し、日本の勝利に貢献してくれることに期待したい。