棚橋弘至の名言
猪木さんのプロレスは、じつはコテコテのアメリカンプロレス。外国人に散々やられて、最後は卍固めや延髄斬りで決める。プロレスの社会的地位を上げようと格闘技路線に走り、引退後は総合格闘技ブームに乗ろうとした。そんな猪木さんに、武藤さんが不満を持ったんです。自分だって散々アメリカンプロレスをやってきたくせに、俺たちのプロレスを否定するのか、と。
棚橋弘至(プロレス)
PRIDEやK-1にファンを奪われ、冬の時代を乗り越えた新日本プロレスに黄金時代が訪れている。棚橋がリングで表現する明るいプロレスは、ストロングスタイル信奉者からは拒絶反応をくらったが、じつはアントニオ猪木のプロレスと本質的には同じものだ。棚橋は武藤のように新日本を飛び出さずに踏みとどまって、ブーイングを歓声に変えていった。黒いタイツを履いていなくとも、棚橋はまごう事なき猪木の弟子なのである。
Number882号(2015/07/16)
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