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FC東京-武藤嘉紀=シュート欠乏症!?
もう、困ったときの“よっち”はいない。 

text by

松本宣昭

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto

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posted2015/07/13 11:20

FC東京-武藤嘉紀=シュート欠乏症!?もう、困ったときの“よっち”はいない。<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTOS

ギリシャや韓国でもプレー経験があるオーストラリア代表FWのネイサン・バーンズ。武藤嘉紀の大きすぎる穴を埋める存在になることができるのか。

武藤の“代役”外国人のフィットにはまだ時間が。

 そこで61分、フィッカデンティ監督はピッチに“武藤の代役”を投入する。ネイサン・バーンズ。7月8日に加入したオーストラリア代表FWだ。

「最終ラインの背後に出るランニングの形も持っていたし、足元に入れた時も良いものを持っていた。チームに慣れてくればもっと良くなるだろうから、有効に使えれば」

 羽生が言うように、バーンズは体格や髪型だけでなく、プレーの特徴も武藤に似ている。ただし、彼がFC東京の一員として練習したのはわずか数日。まだコンディションが整っていないのは、投入から5分後には守備の局面で走れなくなっている姿を見ても明らかだった。74分にはレナトに直接FKを決められて0-2。タイムアップの笛とともに、FC東京サポーターからのブーイングが鳴り響いた。

「FC東京-武藤+新外国人=?」

 この計算式の答えを、「ゴール量産」とするための手段は、ハイプレス路線の継続か、従来の戦術に戻した上で、バーンズの覚醒を待つか。次節の新潟戦は、早くも7月15日に迫っている。

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