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金哲彦も知らなかったホノルル駅伝!
アメリカ人の“タスキ”の使い方は?
posted2015/06/10 10:30
text by
金哲彦Tetsuhiko Kin
photograph by
Tetsuhiko Kin
仲の良い友人夫婦が6月早々ホノルルの教会で結婚式をあげた。
数カ月前、正式に招待をいただいたときは思わずニンマリ。2人の幸せを厳かにお祝いする気持ちはもちろんだが、「ハワイに行ける」という個人的なウキウキ度が満開なのである。
海外にはほぼ月イチくらいで行く。しかし、すべて仕事がらみだ。
ホノルルも年イチでは必ず訪れるが、12月のホノルルマラソンの仕事以外で行く機会はほぼない。さっそく、ホノルル往復のチケットを妻の分と一緒にウキウキ予約した。
新郎はファッションショーなどのイベントを企画するプロデューサーである。今回のウェディング企画も自ら手がけた。
ホノルルで最も古い教会で荘厳な式を終えた後、コンドミニアムのプライベートテラスで催された個性的な披露宴はさすがだった。関西弁でもてなす新郎&新婦MCのノリの良い演出で大いに盛り上がった。
全体的な演出構成の極めつけは、セレモニー前日の5月31日に開催された「ホノルル駅伝」への参戦。友人チーム&家族チームの2チーム構成で組んだのだが、これが、なかなかどうして? かなり楽しかったのだ!
ホノルルの駅伝も、日本式でフルマラソンとほぼ同じ距離。
駅伝参加を最初に聞いた時は、「えっ、ホノルルで駅伝やっているの?」と耳を疑った。国内外の駅伝・マラソン事情はたいてい知っていたつもりだが、ホノルル駅伝のことはまったく聞いたことがなかったのだ。
ここで、「ホノルル駅伝」について少し紹介しておく。
朝5時半にスタートし、総距離は日本式でフルマラソンとほぼ同じ42.2km。その距離を、5.3km、9.1km、6.2km、6.2km、9.1km、6.3kmの6区間でつなぐ。
スタートとゴールは、ホノルルマラソンのフィニッシュになるワイキキビーチの外れにあるカピオラニ公園で、コース全体はホノルルマラソンの10km以降とほぼ重なる。ホノルルマラソンを走ったことがある読者ならイメージできるかもしれない。