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岡田彰布、阪神がとるべき策を語る。
「打線をあえていじる必要はないよ」
posted2015/04/20 16:50
text by
岡田彰布Akinobu Okada
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「野球の神髄~岡田彰布の直言~」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
【1】 開幕ダッシュに失敗した阪神がとるべき策とは。
~「1番・鳥谷」の撤回で打線は上向くか!?~
【2】セ・リーグの“逆転現象”はいつまでつづく?
~巨人のネックは捕手再転向の阿部慎之助~
【3】 読者の質問に「そら答えるよ」。
~岡田彰布のズバリ回答~
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【1】 開幕ダッシュに失敗した阪神がとるべき策とは。
~「1番・鳥谷」の撤回で打線は上向くか!?~
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──阪神は開幕カードの中日戦こそ3連勝しましたが、ヤクルト、巨人に1勝2敗と負け越し。本拠地甲子園に帰って来るなりDeNAには3タテされ、広島戦では黒田に翻弄されて、対戦カードが一巡した4月12日時点で、阪神の成績は6勝8敗。さらに2巡目の中日戦では2戦連続のサヨナラ負け……。
岡田:開幕3連勝して、いいスタートを切ったと思ったんだけど、それだけやったからなあ……。
──ことしの阪神打線のキモだった「1番・鳥谷」。開幕カードは打線がつながりましたが、その後の試合は鳴かず飛ばず……。
岡田:とにかく打てない。点が入らないんやから、勝てるわけないわなあ。
──2番・上本がブレーキになって、クリーンアップにうまくつなげることができなかった。そこで4月12日の広島戦から1番・西岡、3番・鳥谷、そして上本を7番に下げました。岡田さんは「打順はすぐに組み替えるだろう」と仰っていましたが、その通りになりましたねえ。
打順を下げたから、ラクに打てるというもんでもないけどな。
岡田:打順を下げたからラクに打てるかといえば、そういうもんでもないけどな。相手ピッチャーにしても7番打者としての配球というわけではなく、上本が苦手なところを攻めてくるわけやから。
それでも上本のバッティングを見てると今ひとつリズムに乗れてないというかなあ……。一度崩れたバッティングが元に戻ってきてないわな。
──先頭打者として出塁することを最優先する1番に対し、2番は時にはバントや右打ちでランナーを進塁させることを最優先しなくてはいけない。つなぐことを意識しすぎてリズムが崩れたということでしょうか?
岡田:そうやなあ……。やっぱり上本の適性を考えると、1番を打つのがベストやと思う。2番は今成がええと思ってるけど、故障でファームに落ちてるからなあ。現状のメンバーであれば西岡やろな。