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ホークス快進撃を導いた、“スパーズ流”の指導者。
~名参謀ブーデンホルザーの挑戦~
posted2015/02/05 10:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
“スパーズ東支部”と呼ばれるチームがある。アトランタ・ホークスだ。チームを率いるのは、サンアントニオ・スパーズで長年アシスタント・コーチを務めていたマイク・ブーデンホルザー。名前を聞いてわからなくても、グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチの隣にいたキューピー顔の人と言えば、思い出す人もいるのではないだろうか。
昨季からホークスのヘッドコーチに就任し、元スパーズのダニー・フェリーGM(現在は人種差別発言で停職中)と共にスパーズ流を取り入れたチーム作りを進めてきた。2年目の今季はチーム全体に考え方が浸透してきたことがコート上からうかがえる。基本に忠実で、1人のスターに頼らずにチームで戦うスタイルは確かにスパーズに通じるところがあり、対戦相手からも「まるでスパーズ」との声が聞こえてくる。成績も37勝8敗で東の首位、フランチャイズ最長記録の16連勝中(1月27日現在)と、スパーズ基準だ。