高木琢也の名言

いい上司になりたかったら、いい部下を育てる。いい部下を育てるためには、いろんな意味で動いてもらわなくてはいけない。そこでどうするかというとコミュニケーションや言葉という部分が必要になる。

J2横浜FCのコーチに就任した1シーズン目、開幕直後に解任された足達勇輔監督の後任として監督に就任。動揺する選手たちと直接対話し、自分の気持ちを率直に伝え、選手の心をひとつにまとめていった。「結局は僕も選手も人。人が人を動かす。僕がこれをやってくれと言っても選手がやってくれなかったら、僕は実は必要ない。互いに信頼しあうことで関係は成り立つ」。相手がベテランでも高卒の新人でも態度を変えることなく、気づいたことを自分の言葉で伝えたという。

Number662号(2006/09/21)