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マドン監督招聘に見るカブス世界一への本気度。
~米屈指の名将、古豪再建なるか~
posted2014/11/24 10:30
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Yukihito Taguchi
低迷の続くカブスの第54代監督に、レイズを退団したばかりのジョー・マドン氏が就任した。2年連続で地区最下位に沈んだこともあり、2016年まで残っていたリック・レンテリア監督との契約を破棄してまで、チーム再建の切り札としてマドン氏招聘に踏み切った。
古豪カブスにとって、低迷脱出はここ数年間の大命題となっていた。過去、ダスティ・ベーカー、ルー・ピネラら実績のある監督を起用し、プレーオフ進出は達成しても、根本的な再建にはいたらなかった。その結果、1945年以来リーグ制覇から遠のき、1908年以来、1世紀以上もの間、世界一には届いていない。'45年のワールドシリーズで山羊の入場を断ったことから伝わる「ヤギの呪い」の話題も、今では取り上げられなくなるほど、戦力低下は顕著になった。