沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
ハイレベルの激戦、NHKマイルカップ。
GIを勝つために必要な「武器」とは?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2014/05/10 08:00
東京コースで行われた昨年11月のベゴニア賞では、上がり33秒6の末脚でロサギガンティアを下しているショウナンワダチ。得意の左回りで戴冠なるか。
東京で力を発揮できる、もう1頭の戴冠候補。
同じ馬主のショウナンワダチ(父ショウナンカンプ、美浦・大竹正博厩舎)は、私が本コラムで朝日杯の本命にした馬だ。中山のマイルGIで推しておきながらこう言うのもなんだが、この馬が得意とするのは東京のマイルで、2戦2勝のコース実績を誇る。オグリキャップ同様、右手前で走るのが好きなため、前走のニュージーランドトロフィーでは直線に入っても右手前で走りつづけ、鼻差の2着に負けてしまった。が、左手前でコーナーを回り、直線を右手前で走る東京なら力をフルに発揮できる。
決めた。初志貫徹で行こう。
◎ショウナンワダチ
○ミッキーアイル
▲サトノルパン
△ショウナンアチーヴ
×ロサギガンティア
皐月賞、天皇賞・春と関東馬が2週連続GIを勝っている。ショウナンワダチが東風に乗って大竹厩舎に初めてのGI勝利をもたらすと見た。