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<私とラン> 市民ランナー・楠田昭徳 「息子に背中を押されたギネスへの挑戦」
text by
NumberDo編集部Number Do
photograph byAsami Enomoto
posted2010/12/23 08:00
死ぬ日まで走れる状態でいたいと思っています。
結果色々な人と出会うことができました。NHKの記者の方が毎日取材に来てくれて、一緒に走ったりもしましたね。今回着てるTシャツも、たまたまアシックスにいた僕の後輩が作ってくれて。初日は1って数字が入ってるんですよ。1から始まって、5、10、15、20、25、30、35、で40日目からは毎日数字が増えていく。最後の日は「LAST DAY」って入ってて、レース中に後ろから来る人や外人さんが声をかけてくれたりして。いいものでしたよ。
記録を達成してから「何のために走るのか?」って聞かれることが非常に増えました。でもね、特別な目的とかは構えていないんですね。音楽を好きな人が音楽を聴いたり、絵を描きたい人が絵を描いたり……それに理由がないのと同じです。だから今後の目標は、記録を目指すのではなく、ただ長い間走っていたいということだけ。単に長生きをするんじゃなくて、死ぬ日まで走れる状態でいたいと思っています。
◇ ◇ ◇
◆楠田昭徳さんへのQ&A
67歳、東京都出身。2009年の東京マラソンで、52日間連続フルマラソン完走ギネス記録を樹立。
Q1 走りはじめたきっかけは?
子供の頃に先生に勧められて。
Q2 どのくらいの頻度で走っていますか?
7回/週。
Q3 走る日のタイムスケジュールは?
6時に起きて、そのまますぐに1時間走ってから出勤します。
Q4 お気に入りのコースは?
埼玉県の別所沼公園を周回。
Q5 はいているシューズは?
アシックスのターサー。
Q6 走るときに聴く音楽は?
聴きません。公園の景色を眺めながら鳥の鳴き声を聞いてます。
Q7 今までのベストタイムは?
02:28:07 34歳のときの記録です。