EURO大戦2012BACK NUMBER
ユーロ史上初の連覇は許さない!
打倒スペインに燃えるライバル国。
text by
横井伸幸Nobuyuki Yokoi
photograph byGetty Images
posted2012/06/08 10:31
「私たちの目標は優勝。それ以外だと、戦う理由がないのでね」と語っているドイツ代表のエジル。EURO2008では2位、南アW杯では3位なので、今大会にかける意気込みは強い。
フランスは“優勝候補”の枠外から玉座を狙う。
さて、もう一カ国スペインの玉座を狙えるチームを挙げるならフランスだろう。
南アフリカのワールドカップで醜態をさらした後、ブランを監督に迎えたチームはまだまだ未熟ではある。予選は第一節のベラルーシ戦をいきなり落とし、その後もパフォーマンスを安定させることができなかった。それでもさすがは再建を託された新監督、まずはディフェンスシステムを確立し、負けない試合を続け、最終節のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を引き分けて本大会への切符を手に入れている。
そんなフランスの一番の強みは豊富なタレントが、現在素晴らしいコンディションにあることだ。
ベンゼマにリベリー、ジルー、ベンアルファ、カバイエ、メネズ、ドビュッシー……。ブランは11人の選択に悩まされるに違いない。
本番に向けての総仕上げとなった親善試合アイスランド戦とセルビア戦では、ボールをキープし続けるセンスと能力、そしてポジショニングの巧さを感じさせた。また、スペインやドイツ、オランダにのしかかる“優勝候補”のプレッシャーを感じずにいられるというアドバンテージもある。
フランスには4年前のロシアのような存在になることを期待したい。本命や対抗ばかりが強くては盛り上がらないのがこの手の大会だから。