中4日の登板間隔で安定した投球を続けられるか？

　日本と同じく、米国でも勝利投手になるかどうかで注目度が大きく変わってしまうのはファンの心理だ。

「まだ、中4日でどこまで投げられるのか分からない。1日も早く慣れるようにやっていきたいです」

　このまま調子を上げていけば、必然的に5月以降は中4日でフル回転していかなければならない。そこでも安定感のある投球を続けられるかが、今シーズンの成功を占う最大のカギとなるだろう。

　だが、キャンプからチェンの投球を観察してきて、確信とまではいかないが、今後もダルビッシュのいいライバルとして活躍してくれそうな気がしてならない。母国を同じくしない選手ではあるのだが、日本のプロ野球で投球術を磨いた投手として、ぜひ今後の投球に注目してほしい。