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2000本という節目。
~稲葉、宮本ら今季4人達成か~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byHideki Sugiyama
posted2012/04/25 10:30
宮本慎也(写真)と稲葉篤紀は1994年、それぞれドラフト2位、3位でヤクルトに入団。プロ18年目を迎えた同期入団の2人が、ほぼ同時に2000本安打という偉業に迫ろうとしている。
2012年のプロ野球では、3人のベテラン選手が、これから次々に2000本安打を達成していく。稲葉篤紀(日本ハム)、宮本慎也(ヤクルト)、小久保裕紀(ソフトバンク)の3人だ。日米通算の本数で見れば、アレックス・ラミレス(DeNA)も迫っており、彼も加えれば4人になる。ラミレスは日本プロ野球での本数に限っても、今季150本で2000本だから、これも今年中に届く可能性がある。
同じ年に2000本安打が3人というのは、1985年に有藤道世(ロッテ)、若松勉(ヤクルト)、谷沢健一(中日)が達成して以来のこと。4人となると、1983年に藤田平(阪神)、衣笠祥雄(広島)、福本豊(阪急)、山崎裕之(西武)が達成して以来、29年ぶり、史上最多タイの人数になる。