ロンドン五輪代表、最大の挑戦BACK NUMBER
もしかするとクウェートに圧勝かも!?
U-22代表が湘南戦で見せた急成長。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byKenzaburo Matsuoka/AFLO
posted2011/06/10 10:30
後半から出場した原口元気(浦和)は1得点2アシストと縦横無尽の活躍を見せた。不慣れなトップ下でもまったく不安を感じさせない仕上がり具合
もしかするとクウェートを圧倒するかも……。
オーストラリア戦の課題をかなり克服し、クウェート戦に向けての戦い方をある程度は実践できた。
国際経験の無さからメンタル面でのナイーブさも懸念された今回のU-22日本代表。
ところが、オーストラリア戦では先制された後に逆転するという粘り強い戦い方を見せ、この湘南戦では悪い展開の時は我慢しつつ、好機になればそれを確実に活かす……などしたたかな戦い方を見せるようになった。
これから静岡合宿などでさらに細かい修正をしていくことになるのだが、6月19日にホームで開催される2次予選初戦(愛知・豊田スタジアム)は、もしかすると日本がクウェートを圧倒するかもしれない……そんな期待まで抱かせてくれるほどの急成長ぶりなのだ。永井、原口、山崎ら好調な攻撃陣が引っ張るチームは、いま着実に完成度を高めつつある。