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常に死と隣りあわせ、レスラーが負うリスク。
text by
門馬忠雄Tadao Monma
posted2004/09/09 00:00
高山善廣・37歳。196cm、125kg。「働き過ぎ」――。私の彼に対しての危惧が現実のものとなった。
新日本の“真夏の祭典”G1クライマックスが終わった。'02年の準優勝者の高山が8・8大阪大会で佐々木健介戦に勝利したあと、控え室で意識を失い、市内の病院に緊急入院したのである。一時は右半身がしびれ、言葉がもつれるという危険な状態だった。翌9日、「左大脳動脈瘤血栓」の診断結果が出たが、幸いにも発症後の迅速な対応と治療で大事に至らず、22日には退院している。担当医も「プロレスラーの体力ってすごいですね」と驚くほどの体力だった。9月から芸能活動を再開。10月からのリング復帰を目指すという。