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岩村明憲が愛する
日本野球と演歌の心。
text by
津川晋一Shinichi Tsugawa
photograph byTakuya Sugiyama
posted2009/03/12 02:00
八代亜紀や吉幾三といった渋いラインナップの演歌が次々とステレオから流れてくるなか、バットを懸命に振り込む。タンパベイ・レイズ、岩村明憲の自主トレ風景だ。
「昔からおばあちゃんっ子だったこともあって、『矢切の渡し』とか『さざんかの宿』を幼稚園の頃から一緒に聴いていたんです。演歌は日本の心を代表しているし、向こう(アメリカ)に行って余計に聴くようになったかもしれないですね」
打席に入る時のテーマソングは矢沢永吉の『HURRICANE』だし、コブクロ、EXILEなどヒットチャートに上がる曲ももちろん聴くが、タンパで乗る自家用車のカーステレオでも流すほど演歌は身近なものとしてある。