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カワイイだけではない
“ジョシカク”の今。 

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

photograph bySusumu Nagao

posted2004/08/26 00:00

カワイイだけではない“ジョシカク”の今。<Number Web> photograph by Susumu Nagao

 何だか“ジョシカク”が凄いことになっている。昨年は「SMACK GIRL」の独占市場に近い状況だったが、今年に入ってから「Love Impact」、「CROSS SECTION」が相次いで旗揚げ。今秋には修斗の女子組織「G―SHOOTO JAPAN」もスタートすることになった。このほかにも「日本女子ボクシング協会」と女子キックの「Girls SHOCK」が別個に活動しているから、全部で6つものプロを名乗る女子格闘技団体が存在することになる。もっとも女子の場合、プロとアマの境界線が非常に曖昧なのも事実。筆者の知る限り、女子にきちんとプロライセンスを発行しているのは修斗しかない。プロと呼ぶには時期尚早と思える選手はたくさんいるし、各競技を行き来しながら活動する“何でも屋”も少なくない。ルールに関係なく、とにかく試合をするチャンスを求める選手が多いのだ。これは男子の格闘技にはない特徴といっていいだろう。

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