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対照的ながらあっぱれな引退を懸けた2力士。 

text by

服部祐兒

服部祐兒Yuji Hattori

PROFILE

posted2007/12/13 00:00

 力士生活の幕引きとなる引退、その苦渋の決断をかけ、九州場所、2人の力士が土俵に上がった。

 まずは言わずとしれた大関魁皇。史上ワースト11度目のカド番。痛めていた左太ももは完治せず、場所前の関取衆との稽古は無し。ぶっつけ本番で挑む悲壮な姿、その太ももには特大のサポーターが巻かれていた。正に満身創痍。その必死の相撲を後押ししようと、観客からは連日魁皇コールがわき上がった。福岡県出身の魁皇にとって、この進退を懸けた場所が九州場所だったことは、極めてラッキー、その判官贔屓の声援は、大関としては辛いものだろうが、この状況下では、さぞや心強かったに違いない。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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相撲の前後のコラム

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