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【動画】「2連覇という挑戦、緊張感は強かったです」中田璃士が語る“日本男子初”世界ジュニア連覇達成の理由「勝つためには跳びすぎる必要はない」《独占インタビュー前編》

 今年3月の世界ジュニア選手権で、日本男子初となる連覇を達成した中田璃士選手。ショートで記録した89.51点はジュニアの歴代最高得点を塗り替え、歴史的な勝利となりました。
 3本にわたる動画インタビューの前編では、草原を駆ける獅子のように王者として滑り抜いたジュニア時代を振り返ってくれました。聞き手はライターの野口美惠が務めました。(近日中にインタビュー中編、後編を公開します)

「去年も緊張はたくさんしましたが、去年は挑戦者としてその地位を奪いに行く感じでした。今回は1位を守るという違うプレッシャーもあり、また2連覇という挑戦でもあったので、緊張感は強かったです」

 そこから強いメンタルへと切り替えられたのは、前夜に振付師のミーシャ・ジーから送られた言葉がきっかけだった。

「ショートの前日、緊張しすぎて『怖い』という気持ちになっていました。そんな時にミーシャさんから連絡がきて、その時に感じていたことを全部言って。僕はノーミスを狙っていたのですが、ミーシャさんから『1つ1つの出来を良くすることに集中して』と言われて、切り替えることができました」

2026年世界ジュニア選手権男子SPの演技 ©KYODO
2026年世界ジュニア選手権男子SPの演技 ©KYODO

 アドバイス通り、1つ1つの技に集中したショートはパーフェクト演技。さらにフリーに向けてはジャンプ構成を熟考した。昨年12月のジュニアGPファイナルでは4回転3本を跳んだものの、後半にスタミナが切れて、悔しい2位。その経験を生かし、戦略的に4回転は2本にした。

「勝ちにこだわるためには、跳びすぎる必要はないと判断しました。連覇するか、2位になるかでは、天と地ほどの差がある。何が正解かを考え、2本でまとめることにしました」

 その作戦通り、フリーではクオリティの高い4回転サルコウと4回転トウループを成功。後半もペースが落ちることなく、パーフェクトの演技で優勝をもぎ取った。

「ジャンプ4発目くらいまでは油断できないと思っていました。後半は疲れて失敗しやすいので、ずっと『パンクしない、パンクしない』と言いながら跳び続けました」

2026年世界ジュニア選手権男子FSの演技 ©KYODO
2026年世界ジュニア選手権男子FSの演技 ©KYODO

 そしてジュニア時代を振り返り、こう語る。

「悔しい思いをして、そのあと結果を残す、ということをたくさんしました。でも毎シーズン最後は良い終わり方ができましたし、歳を重ねていくにつれて平均の点数も伸びていきました。そこは成長したところだと思います」

 動画1本目(前編)では、以下のことも語っています。

  • 関東組の男子3人、西野太翔、蛯原大弥と一緒の世界ジュニア
  • 連覇をできる人のメンタルとは……
  • 得意のフラメンコ「観客を盛り上げるタイミングも掴めた」
  • フリーまでの中1日は、3人でハンバーガー、ゲーム
  • 冒頭の4回転サルコウは、「跳んだ瞬間に『降りたな』」
  • 4回転トウループは「6分間では降りてないが、跳べると分かっていた」
  • 性格は誰に似ている?

 日本男子初となる世界ジュニア選手権連覇にかけた熱い思いが伝わってくるインタビューです。ぜひご覧ください。

Yuki Suenaga
Yuki Suenaga

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photograph by Yuki Suenaga

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