バルセロナの優勝に終わったチャンピオンズリーグ決勝。感心したのはバルサの華麗なパス回しだけではなく、指揮官グアルディオラの語学力だ。
優勝セレモニーが終わり、拍手に包まれて会見場に姿を現したグアルディオラ。静かに腰を下ろすと、カタラン(カタルーニャ語)、カスティリャノ(標準スペイン語)、英語、イタリア語の4つの言語を流暢に操り、世界各国から集まった記者の質問に次々と答えていった。会見場には各言語の同時通訳が4人準備されていたのだが、それを全く必要としない秀才ぶり。翌日の地元紙は、彼の采配とともにその語学力を絶賛したほどである。
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photograph by Mutsu Kawamori