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欧州でも議論される、リーグ秋春制の是非。

2009/03/10

 リーグの開幕をいつにするか? これは何も日本だけの問題ではない。ヨーロッパ北部の人たちにとっても切実な問題である。

 約1年前、ドイツではブンデスリーガの開幕を「春」にすべきという議論で盛り上がったことがあった。ドイツ代表のレーブ監督が、春開幕を提案したのがきっかけだ。現在、ブンデスリーガは8-5月に開催する、いわゆる秋春制。しかし、レーブは常識を覆して、「2-11月にすべき」と言ったのである。

 ドイツにとっても、冬にサッカーをするのは容易なことではない。たとえば、ブンデスリーガの1部と2部のクラブにはピッチ下に暖房を設置することが義務付けられているが、それで芝の状態が良好に保てるとは限らない。若い芽を殺さないように温度を高くし過ぎてもいけなく、管理が難しいのだ。芝の状態が悪ければ、サッカーの質が低下しかねない。

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