#689

記事を
ブックマークする

バランサー・中田浩二は「日本のコクー」になれるか。

2009/03/08

 今年に入ってからバーゼルの中田浩二は、ケガ人や出場停止が出た場合にはセンターバックとして出場することもあるが、ほとんどの試合、左サイドバックとして先発している。役割としては右サイドバックのザンニが攻撃的なため、どちらかというとバランスを取る仕事がメインになる。もちろん機を見てオーバーラップをしかけるが、監督に求められているのは「まず守備」だ。

 それだけに昨年レギュラーとして定着したセンターバックと比べるとボールに絡む回数が少なく、与えられた役割に対して中田が物足りなさそうにしている、と見えるときがある。実際、記者席に座っている筆者も、センターバック時代を観ているときのほうが緊張や興奮を味わえたことは確かで、バランスを取る役割を任されたサイドバックをどう評価していいものか、考え込んでしまった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事