#697

記事を
ブックマークする

「代表」より、「経験」。若手の渡欧に希望をみた。

2009/03/08

 なぜ日本代表は試合を読む力がないのか。ずっとそんなことを考えていたら、前ブラジル代表監督のパレイラ(現南アフリカ代表監督)がこんなヒントを教えてくれた。

 「国内だけでやっていると、他のサッカー文化に触れる機会がないからね。だから、欧州の強豪とやるとパニックに陥るんだ。その一方で、普段から欧州のリーグでやっている選手は、いろんな状況を経験して対応力が身についている。それは南アフリカでも同じ問題だよ」

 だとすれば、この冬、多くの日本人選手が欧州にやって来たことは、この問題を乗り越えるうえで大きくプラスになってくれるだろう。本田圭佑がフェンロのテストに合格し、続いて水野晃樹がセルティックに、長谷部誠がボルフスブルクに入団した。また、菊地直哉がドイツ2部のイエナのテストに合格した。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Kazuhito Yamada/KAZ Photography

0

0

0

前記事