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変化の兆しを感じた 今年のセレクトセール。

2009/03/08

 社台グループのセレクトセール(正式には日本競走馬協会主催の当歳馬セレクトセール)は、今年も大盛況。不世出の大種牡馬サンデーサイレンス亡き後、目玉商品不在を心配されたのがウソだったように、売上高の右肩上がりは止まらない。

 「最後のSS産駒」を呼び物とした'03年が70億円超を売って新記録を樹立したのは想定の範囲内だったが、昨年が76億円余、さらに今年は79億7200万円(すべて消費税別)と数字をさらに伸ばし続けたのは意外だった。これは吉田照哉・日本競走馬協会副会長が言うように、「あそこに出せば馬が高く売れる。あそこに行けばいい馬が買えるという、市場に対する信用が確立した」からだろう。

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photograph by Seiji Sakaguchi

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