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北京五輪をあきらめた森上の勇気ある決断。

2009/03/08

 森上亜希子が、左ひざのケガで、ウィンブルドン欠場、北京五輪の推薦枠申請辞退を表明した。6月9日時点の世界ランクで自力での五輪出場権を得られなかったため、森上には推薦枠での出場しか残されていなかった。その最後のチャンスを自ら放棄するつらい決断だった。「プレーできないことはないかもしれない。しかし、間違いなく100%では無理。それは選手として失礼だと思う」。最古の歴史を誇るウィンブルドンだろうが、日本中が注目する五輪だろうが、選手の体に勝るものなどありはしない。2大会をあきらめるのに、どれだけ葛藤があったか知っていただけに、苦渋の決断を下したことに敬意を表したい。

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photograph by Hiromasa Mano

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