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キャブス敗退の陰にある、若きエースの苦悩と努力。

 努力さえすれば常に前進できることが約束されているのなら、どれだけ楽だろうか。自分が成長すればそれにあわせてチームも強くなるとわかっていたら、どれだけ簡単なことだろうか。

 1年前、22歳の若さながらチームのエースとしてクリーブランド・キャバリアーズをNBAファイナルに導いたレブロン・ジェイムス。ファイナルで力及ばず、外からのシュート力不足という彼自身の弱点をさらけ出して敗れると、夏の間中、徹底的にシュート練習に励んだ。

 「ファイナルを支配できなかったことは悔しかったが、それは僕が人間であるということ、もっと成長できるということだ」とジェイムスは言っていた。

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