ときに伸び盛りの選手というのは、わずかな期間で驚くほどの成長を遂げてしまうものだ。18、19歳の選手同士の力関係など、半年もあれば完全に入れ替わってしまうことも珍しくない。
4月24日、U―20代表は広島との練習試合を行った。彼らの試合を見るのは、昨年11月のアジアユース決勝以来、約半年ぶり。しかし、その顔ぶれは、さしたる変化のないものだったのである。
この試合、主力組の先発で、アジアユースに出場していなかったのは、安田理大(G大阪)と平繁龍一(広島)のみ。だが、平繁が入った左MFには本来、梅崎司(グルノーブル)がいるのだから、新戦力は左SBの安田ひとりである。その安田にしても、アジアユースの一次予選には出場しており、本当の意味での新たな発見と言える選手ではない。
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photograph by Tsutomu Takasu