あるDVDが韓国サッカー界を騒がせている。タイトルは“FIFA FEVER”。FIFAの設立100周年を記念して企画された商品である。基本的には歴代名選手や好勝負、強豪チームや大番狂わせなどが収録された記録集で、ことさら指向性やオピニオン色が強い作品ではない。
だが、その中の“controversy(論争)”と銘打たれた箇所が問題となった。ここにはマラドーナの「神の手」を皮切りに、W杯史上に残る誤審が10件挙げられているが、日韓W杯における韓国戦の事例が4件も含まれている。ちなみに内訳は、イタリア戦の誤審が2件(オフサイド判定によるトンマージのゴール取り消しと、シミュレーション判定によるトッティの退場)、スペイン戦におけるモリエンテスのゴール取り消し2件(ファウルの判定によるものとセンタリングがゴールラインを割っていたとされるもの)となっている。
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photograph by Hirofumi Kamaya