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初入賞をもたらしたアグリと琢磨の好勝負。

 この1ポイントには価値がある。プライベートチームが入賞できたのは、'06年アメリカGPのトロロッソ8位以来のことだ。スペインGP、スーパーアグリの佐藤琢磨はチャンピオンチームのルノーG・フィジケラを相手に接戦を挑み、59周目に逆転に成功すると、巧みなブロックで守りきった。

 琢磨自身は'05年ハンガリーGP8位入賞(B・A・Rホンダ)以来2年ぶり、日本人ドライバーとしては最多の13回目になった。快挙といっていい。スーパーアグリチームは参戦2年目、なみいる自動車メーカー系のワークスビッグチームを相手に22戦目で初入賞をやってのけた。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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