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横綱の全勝優勝は、大関陣の怠慢である。

2009/03/08

 大相撲初場所は、まさに横綱朝青龍の一人舞台だった。年末年始はモンゴルへ帰国し、場所前も風邪により稽古がほとんど出来ない状態。なんと関取衆との稽古は僅か1日のみだった。ぶっつけ本番での初日に臨まざるを得なかった朝青龍が、優勝を決めた日、こう漏らした。「正直今場所はどうなるか分からなかった」

 しかし、その集中力と勝利への執念が、動くはずのない身体を動かし続け、気がつけば3度目の全勝優勝を果たした。場所中も点滴を打ち続け、首も負傷し、万全とは程遠い体調での独走劇は確かに立派だ。しかし、これを許してしまった他の力士達には猛省を促したい。

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