トーナメントに優勝して、タイガー・ウッズが涙ぐんだことがこれまでにあっただろうか。'97年にマスターズ初優勝を遂げたときも、それ以外でも、そんなシーンはなかったはずだ。
だが、今回のマスターズの表彰式でウッズは涙ぐんでいた。もちろんウッズ自身が語ったように、父親のアール氏が心臓病で入院していることもあっただろう。だが、'02年の全米オープン以来、3年近くメジャーに勝てなかった苦難の時期を乗り越えた喜びも大きかったはずだ。
ただ、このゲームでは、ウッズの涙の勝利とともに、惜しくもプレーオフで敗れたクリス・ディマルコ(米)の健闘を讃えたいと僕は思う。ディマルコは、最後の最後まで、簡単にウッズに勝たせない粘り強いゴルフを見せてくれた。
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