「実は結婚しておりました。嫁さんがいます。守るべき子供もいます」
ヒーローの一夜明け会見はいろいろあるが、10・8両国国技館で永田裕志(39)からIWGPベルトを奪った新王者、棚橋弘至(30)の席ほど愉快だったのはない。
突然の“出来ちゃった婚”とは違い、棚橋の結婚は既成の事実。関係者や担当の一部記者は知っていたし、いつ公表するのか、ハラハラしながら見守っていたのが本当のところだ。
筆者も面食らったことがあった。8月のG1開幕前、右ヒザ半月板損傷の手術に成功した棚橋に復帰インタビューをしようと世田谷区上野毛の道場に行ったとき、棚橋が子連れで現れたのだ。それを見て、「オイ、タナ、これは……」。出かかった言葉を噛み殺したものだ。
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