順調そのもの。
3月3、4日、東京・辰巳で行なわれた日本短水路選手権には、世界水泳の日本代表選手たちも参加した。彼らの泳ぎは、約20日後に迫った競泳種目の世界水泳開幕に向けて、そう感じさせる出来だった。
今大会におけるナショナルチーム首脳陣の狙いは、メルボルン世界水泳に向けて選手の状態を把握すること、大会を経験することでチームの士気を高めることにあった。
例年なら、強化のために泳ぎこむ時期に開催された大会。実際、多くの選手は直前まで所属クラブでの国内外合宿でハードなトレーニングを積んでの出場。実際、疲労を蓄積している選手が多く、北島康介、中村礼子らを指導する平井伯昌コーチは、「正直、どうしてこのタイミングで大会があるんだろうと思っていました」と語っていた。低調な結果に終わるとの予想もあった。
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