#709

記事を
ブックマークする

ベテランがつかんだビーチの五輪切符。

2009/03/08

 7月18日、フランス・マルセイユで開催されていたビーチバレーのワールドツアーで、日本男子の朝日健太郎(CHINTAI)・白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)組と、女子の佐伯美香(ダイキ)・楠原千秋(湘南ベルマーレ)組がともに北京オリンピック出場を決めた。ビーチバレーの女子は、佐伯が'00年シドニーで高橋有紀子と組んで4位入賞、楠原は徳野涼子(佐伯・楠原チームの現監督)とともに'04年アテネに出場しているが、男子のオリンピック出場は、'96年のアトランタ以来、12年ぶりとなる。

 ビーチバレーの五輪予選は長丁場だ。'07年1月1日から今大会まで2シーズンにわたるワールドツアーを戦い、結果を残した上位8試合のポイント合計によって最終24組の出場が決定する。ブラジルやアメリカが圧倒的な強さを誇っていた4年前とは異なり、1カ国2チームの出場権をめぐりヨーロッパ各国がせめぎあう状況では、ちょっと油断すれば五輪予選ランキングはひっくり返ってしまう。佐伯・楠原組はマルセイユ大会で9位、朝日・白鳥組は13位に入り、五輪予選ランキング24位以内を確定させたのだった。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Ryu Makino

0

0

0

次記事