シカゴの街を歓喜させた村上宗隆とホワイトソックスの快進撃は志半ばに終わった。10月10日、クリーブランドで行われたガーディアンズとの地区シリーズ第5戦では0-2で完封負け。9イニングの試合では史上ワーストとなる21三振を喫したチームの中で、4番を打った村上も4打席連続三振に終わった。中でも6回2死満塁という絶好機で、空振り三振に終わった第3打席は心に残るのだろう。
「良いところで打席が回ってきて……ああいう場面で何でもいいので、しっかり打てるようなバッターになりたいと思いました」
終戦後のクラブハウスで前をしっかりと見据えてそう語った村上の言葉は正直な思いの吐露だったに違いない。とはいえ、メジャー1年目にして放ったシーズン35本塁打という数字は燦然と輝く。不振や故障離脱で苦しんだ時間もあり、地区シリーズでもあと1勝を手にすることに貢献できなかったものの、トータルでみればポジティブな印象を残すルーキーシーズンだったことに疑問の余地はない。
「自分のことをホームランバッターだと思っています」
「最後は期待に応えられなかったけれど、誰もがこういうシーズンになると思わなかった中で、シカゴ全体を盛り上げられたかなとは思います。自分の野球人生において、貴重な1年だったと思いますし、充実した1年でした」
そんな言葉通り、過去3年連続で100敗以上を喫したチームの大躍進の象徴的な存在になった。そのパワーにはシンプルな魅力があった。3、4月の31試合で12本塁打を放ち、日本人選手&チームのタイ記録となる5試合連続弾も記録。5月27日にはリーグ最速で20号に到達するなど、特に前半戦での活躍はセンセーショナルだった。
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