深夜、日付が変わる頃だった。小川航基のシュートが鎌田大地の頭をかすめてゴールネットを突き刺し、日本が2-2の同点に追いつくと、筆者が暮らすオランダ各地のパブリックビューイングでは一斉に「ああ」というため息が漏れた。翌朝のオランダ全国紙『デ・テレフラーフ』の「勝ち点分け合いに、オランダは二日酔いのような気分の悪さ」という大見出しからも、彼らの落ち込む様子が伝わってきた。
逃げ切り策を図ったものの、前線にカウンター要員を残さなかったロナルド・クーマン監督は国内で集中砲火を浴びている。
「恐怖の報酬を支払った。それが日本戦でオランダが示したもの。クーマン監督の弱気な選手交代が主たる原因となって2-1のリードをふいにした」(同紙)
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photograph by Kenichi Arai
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