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「あの強国オランダが、引いた」司令塔デヨングが語った森保ジャパン対策と16年ぶり“再戦”に透けた現在地「史上最強か。それは…」《オランダ戦の深層》
史上最強。
大会前、日本代表についての報道には、いたるところでこの4文字が添えられた。メンバーの大半が欧州のトップリーグでプレーするようになり、親善試合ながらブラジル、イングランドを破ったのだから、期待値がぐんぐん上がるのは当然だろう。
ただし、W杯の舞台で「俺たちは強い」と自画自賛したところで意味はない。日本が「史上最強」になったかどうかは、対戦国の態度と振る舞いでわかる。
2010年6月18日、南アフリカ・ダーバンの記者会見場で、オランダを率いるファンマルバイク監督は翌日に戦う日本の印象を聞かれ、短く言い切った。
「我々は、相手のチームによって調整することはない。自分たちに集中するのみだ」
日本食は好きか? という謎の質問に対しては、不敵に笑った。
「よく食べるし、選手も好んで食べている。明日も、ぜひ食べたいね」
余裕綽々。まさに上から目線。なんか、むかつく――。
明くる日の試合でも、自信に満ちた表情が歪むことはなかった。スコアこそ1-0の僅差だったものの、オランダはいつもどおりの布陣で、いつもどおりスナイデルがシュートを突き刺して、自由自在にパスを回して日本を蹴散らした。

あれから16年――。日本とオランダは再びW杯で相まみえることになった。決戦前日、敵将クーマンはアメリカ・ダラスの記者会見場で、日本の印象を穏やかに語った。
「良い印象を持っています。日本の強みも把握しています。彼らは攻撃的です。90分間を通して高い強度でプレーし続けるフィジカルやスタミナを備えています。ブラジルやイングランド、スコットランドに対しても非常に素晴らしい結果を残している。同時に、弱点とは言わないまでも、我々にとっての好機がどこにあるかも分かっています。どのチームにも特長がありますが、それと同時にスペースが生まれ、我々がそこを突けるような局面が存在します。それは日本相手でも同じことです。だから、我々は相手がどのようなチームかを理解しており、それに対する準備もできています」
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