#1144
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「広いコースでのびのび走れる」“皐月賞2着”リアライズシリウスの勝機と「4頭出し」上原佑紀調教師の巻き返し戦略《番記者のダービー推奨馬・美浦編》
2026/05/25
皐月賞2着馬は円熟味を増す騎手とリベンジに燃える。かたや4頭出しの若き名匠は、栗毛の俊英で栄冠奪取へ。打倒関西馬に向けて、反撃の狼煙はダービーで上がる。(原題:[番記者の推奨馬・美浦]東の雪辱 リアライズシリウス/グリーンエナジー)
長らく“西高東低”と言われて久しかった競馬界だが2023年、実に25年ぶりに関東馬がGI勝ち越しを達成。昨年も関西13勝に対し関東12勝と、ほぼ互角。着実に盛り返しつつある。しかし、ことダービーにいたっては関西馬の壁は厚い。過去10年で関東のダービー馬はわずか2頭。過去30年まで網を広げても、5頭しか誕生していない。
それでも今年の皐月賞では掲示板のうち2、3、5着に関東馬が入り、トライアルの青葉賞(GII)も勝利。二冠を狙うロブチェンの包囲網を形成しているのは、間違いなく関東馬たちだ。
その筆頭格がリアライズシリウス。ここまで5戦3勝。昨年12月の朝日杯FS(GI)では5着に敗れたものの、今年初戦の共同通信杯(GIII)で巻き返しに成功。クラシック初戦の皐月賞でも真っ向勝負で2着と実力を示した。デビューから全戦で手綱を取る主戦・津村明秀が振り返る。
「課題のゲートでしっかり我慢が利いていたし、道中は2番手からいい形。誰も行かないのなら逃げても……と考えていましたが、ロブチェンが行きましたからね。有力馬を見つつ、それでいて道中はプレッシャーをかけながら運ぶことができました。4角では相手の手応えも良くは映らず、一瞬交わしかけた時には『これなら!』と思ったんですが、向こうに二枚腰を使われてしまいました。悔しい結果にはなりましたけど、ダービーへ向けては全く勝てない感じではないな、と」
皐月賞2着からの反撃のシナリオ――。ポイントは中山2000mから東京2400mへの条件替わりだと続けた。
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photograph by Ryosuke Kaji
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