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【鳥谷敬の視点】「種市投手は最も“ハマっている”が…」課題は投手の起用法と牧の“飛び出し”や若月の悪送球など野手陣のミスが改善できるか《WBCオーストラリア戦解説》
初戦から3連勝を飾った時点で、海外の打者に通用している投手、やや苦戦している投手の差が明確になってきました。14投手のうち12人が初登板をクリア。現状、ブルペン陣で他国の打者に最も“ハマっている”のは種市投手になります。
前日7日の韓国戦では同点の7回表に初めてWBCのマウンドに上がり、1イニングを3者連続奪三振。そして、60年ぶりの天覧試合となったこの試合では4番・吉田選手の逆転2ランが飛び出した直後の8回表、1点リードの状況で打者3人を難なく仕留めました。
国際大会になると、初見ではなかなか対応しづらい特殊球が効いてきます。種市投手の落差のあるフォークはまさに代表戦向き。韓国戦とオーストラリア戦ではフォークと150km台中盤の直球を勝負球に、打者6人から5つの空振り三振を奪いました。
投手の出し惜しみで負けたら後悔しか残らない
WBCは一発勝負の連続。状態のいい投手を出し惜しみして負けたら後悔しか残りません。種市投手は準々決勝以降も流れを変えたい、もしくは是が非でも失点を避けたい局面で起用したい存在です。
とはいえ、種市投手がもともと先発投手である事実も忘れてはいけません。オーストラリア戦後に自ら「6~7年ぶりの連投」と明かした通り、ロッテのレギュラーシーズンで最後に救援登板したのは2019年。肩の回復スピードなど連投への順応性は「本職組」にはかないません。
この日は3点リードの9回に「本職組」の大勢投手が2被弾。「第2先発組」の隅田投手は特殊球のチェンジアップも武器に5回からの3イニングを7奪三振、自責点ゼロと快投しました。仮に決勝まで進むと想定した場合、準々決勝以降は4日間で3試合を戦います。ブルペンを主戦場とする3人と急造リリーバーたちを今後、どのように組み合わせていくのか。首脳陣の起用法に俄然、注目が集まってきました。
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