#1140
巻頭特集

記事を
ブックマークする

「次は絶対に出たい」ジャッジ、ゲレーロJr.、ソトらが明かす前回WBC『大谷翔平vs.トラウト』の“インパクト”と燃え上がる“ライバル心”「大谷に負けたくない」「いつか追い越す」

2026/03/27
Aaron Judge MVP3度。アメリカ代表の主将としてWBC初出場も母国は2大会連続準優勝となった
WBCに出場したメジャーリーガーの中には前回大会の大谷の勇姿を見て出場を望んだ選手も。シーズンでMVPを争ってきたライバルに話を聞くと二刀流が球界の発展を牽引している事実が浮かぶ。(原題:[ライバルが明かす]大谷翔平がメジャーの“限界”を押し上げた)

 これまでのWBCは、メジャーリーガーたちの熱量がどこか物足りないと感じられることもあった。しかし、今大会には多くの国が、これまで以上に充実した戦力で臨んでいた。

 その流れを生んだきっかけの一つが、2023年大会決勝、9回2死でアメリカの主将マイク・トラウトと侍ジャパンの二刀流・大谷翔平が対戦したことだろう。あの対決が多くのメジャーリーガーの心を揺さぶり、大会の歴史を大きく動かしたと言っても過言ではない。

 当時、春季キャンプ中だった選手たちは中継映像に釘付けとなり、「すごい対戦だった」「しびれた」「次は絶対に出たい」と、何人かは興奮気味に語ってくれた。これまで各国代表の首脳陣が声をかけても反応が鈍かったスター選手たちにとってさえ「大谷vs.トラウト」のインパクトは絶大だった。

 世界中の注目が集まる、あのヒリヒリした舞台に自分も立ちたい。国のために戦いたい。そうした思いが芽生え、選手たちの意識は確実に変わっていった。

 今大会は保険問題などの影響でベストメンバーを組めないチームや、所属球団の事情で不参加の投手もいた。それでも4強に進出したアメリカ、ドミニカ共和国、ベネズエラなどは、野手陣に関してはほぼベストメンバーを揃えて大会に臨んだ。

オールスター選手の招集に成功したアメリカ

 特にアメリカは早くから選手選考を行い、出場選手が決まれば華々しく発表するなど、'17年の第4回大会以来2度目の王座獲得に向けて強い姿勢を示してきた。主将アーロン・ジャッジ、昨季のナ・リーグ本塁打王カイル・シュワバー、初出場となるベテランのブライス・ハーパーに、25歳のボビー・ウィットJr.など、年代を問わずオールスター選手の招集に成功している。

特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yukihito Taguchi

0

0

0

この連載の記事を読む

もっと見る
関連
記事