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「障害は“壁”ではなく…」甲子園出場・横山温大(県岐阜商)とパラリンピック6位・高橋峻也が語る野球、グラブスイッチ、そして夢【スペシャル対談】

高橋峻也(左) と横山温大
9歳離れた初対面の2人は、努力を重ねて憧れの“聖地”に辿り着いた共通点を持つ。己を信じて人生を切り拓く彼らが語り合うこれまでの軌跡、そして新たな夢――。(原題:高橋峻也×横山温大 障害は「壁」ではなく、挑戦への「扉」)

――高橋峻也選手は現在、陸上・やり投で活躍されていますが、高校時代まで野球部に所属。3年のときには甲子園に出場されました。横山温大選手は昨夏甲子園に出場してベスト4入り。まずはお二人が野球に魅せられた理由を教えてください。

高橋 健常者の中でヒットを打てたり相手選手が打った球を捌けたり、褒めてもらえたときはやりがいを感じましたね。甲子園を目指していた高校時代は健常者に勝ちたい思いが一番強かったかもしれません。

横山 兄の影響で幼い頃からいつも野球が身近な存在で、野球という選択肢しか考えられなかったですね。シンプルに打ったり投げたりすることが楽しかったんです。中学生になり(健常者との)差も少しずつ出てくるようになってからは、その差を埋められたときに達成感を感じられることもありました。健常者、障害者関係なく、同じように活躍できることが嬉しかったです。

――高橋選手は右腕、横山選手は左手にハンディキャップを抱えています。

高橋 3歳の頃に患った病気の影響で右腕に障害が残りましたが、中学生まではそれがコンプレックスでした。左に比べると右腕はすごく細かったので、人に見られるのも嫌でした。自分が障害者だと受け入れることがまったくできなかったんです。そんな僕を救ってくれたのが父でした。障害者としてではなく、健常者と同じように育てて挑戦させてくれました。そのおかげで障害が自分の武器で、個性だと思えるようになったんです。今は右腕が僕をパラリンピアンにさせてくれたと感謝していますし、障害があったからこそ経験できたこともすごく多いと感じているんですよ。

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photograph by Takuya Sugiyama

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