#1008
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「ここまでアウェーになるとは」八戸学院光星の主砲が明かす“7点差逆転負け”の真実…4年後に気づいた「負けないチーム」の条件とは?《真夏の号泣伝説》

2026/08/21
9対2から終盤3イニングで東邦が試合をひっくり返した。光星のエース桜井(手前)は試合後、「全員が敵だと思った」と悲痛なコメント
逆転劇を目撃したい観衆の群集心理が7点リードのチームメイトを飲み込んでいく。主砲はその光景を、複雑な心境で見つめていた――。(初出:Number1008号 2016 八戸学院光星 9-10x 東邦 あと1死からの4連打。)

 いつの間にか、甲子園が奇妙な雰囲気に包まれていた。

 7回表を終えて9対2、八戸学院光星が強打で東邦を圧倒していた。

 しかし、東邦がその裏に2点を、続く8回に1点を返したあたりから、一塁側・東邦アルプスの応援が徐々に球場全体に広がっていく。スタンドの右に左に伝わった手拍子は、やがてタオルをぐるぐる振り回すスタイルへと変わる。

Asahi Shimbun
Asahi Shimbun

 そして、光星アルプス以外の、甲子園のすべてがタオルの渦に巻き込まれると、試合展開にも乱れが生じ始めた。

 9対5で始まった9回裏。光星の背番号1、桜井一樹は1点を返されるも、東邦のエースで4番・藤嶋健人(現・中日)を打ち取って2死一塁、勝利まであと1人としていた。

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photograph by SANKEI SHIMBUN

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